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うずまき猫

うずまき猫_b0088205_0545317.jpg


ミツケタ。


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カメラを持ってお散歩中、見つけてしまったよ。
誰かの家の庭で。
あまりにも当然のごとくそこにいるから、見逃すとこだったよ。


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猫のお話を少し。

昔、わたしはテキサス州の州都、オースティンという場所に住んでた。
2年くらい住んだはず。
わたしの毎朝のジョギングはもう8年くらいの日課なんだけど、オースティンに引っ越してすぐの頃、やっぱり新しいジョギングコースを見つけるためにしばらくはコースを変えて色んなところを走り回ってみた。
そしてその時にとっても楽しみだったのが、近所にお住まいの猫を見つけることだった。
村上春樹さんの本に「うずまき猫のみつけかた」というものがあるのだけど、その影響のせいだったと思う。
わたしは本を書かないけれど、それでも多分、とても精神活動が活発な方の人なので、生活のバランスをとるために、ある程度の肉体的ストレスを必要とする。
村上さんがジョギングやマラソンをするのと少し似ている。
かつて村上さんが訪れたこともある町だったり、ジョギング中だったり、やっぱり猫がちらほらと見えたりするから、オースティンの古くてかわいい住宅街をウロウロと走ってるわたしの気分は「なりきり村上春樹」さんだった(笑)。
なぁんていう昔の話を、この度、村上さんがカリフォルニアにて講演会をされたという記事を、敬愛するブロガーさんの一人の方のブログで読んで思い出してみた。


この週末、我が家の食卓でのぼった話題のひとつが、新しい猫さんをアダプトしようかということだった。
というのも、先週の金曜日のニュースで聞き捨てならない知らせを聞いたから。
10月に入ってから、我が町の動物愛護団体で300匹以上もの猫を保護したとのことだった。
かつてないほどのこの大きな数字は、不況のあおりを受けてペットを手放すことに決めた人たちの数に比例するということらしい。
あまりの数の多さに、動物愛護団体は早急な人々の助けを募るに至ったらしい。
悲しくなってしまった。
我が家でも、5年前にオレゴン州に住んでいる時に猫を一匹アダプトした。
その時はごくごく個人的な理由からだったけど、縁あって結ばれたわたしたちは皆、今とっても幸せに暮らしている。
わたしたちのこの幸せは、多分に動物愛護団体の存在に依るところが大きい。
そう思うと今回のニュースにはじっとしていられなかった。
。。。。と思っていたら、6年乗り回している我が家の車のパワステベルトが突然切れてしまって、遠出不可能だった週末(笑)。
気になりつつも身動きとれずに週末が明け、今朝の新聞で嬉しいニュースを発見。
テレビニュースや新聞での呼びかけで、この週末でなんと150匹の猫がアダプトされたとのことだった。
普段の週末はせいぜい20匹くらいらしいから、すごい反響だったことがうかがえる。
このご時世にも、小さな命のことを思い、愛護団体の活動を支えようという気持ちを持ち合わせている人もたくさんいるんだと思うと、とっても嬉しかった。

ところで今回うちの食卓で、夫と夫の膝の上に座っている我が家の猫さんに向かってわたしが切り出した言葉。
「moriちゃん(夫)とはんめちゃん(猫)さえOKならば、新しい猫さんをうちに迎えるのはどうかな。。。。?」
moriちゃんの気持ちは確かめられても、はんめちゃんの気持ちはどうやって確かめたら
いいんだろう?
実はこの何ヶ月間かずっと、新しい猫さんをうちに迎えることを考え続けていた。
でもどうやって話を切り出していいのかわからずにいた矢先の、今回の出来事。
みんなに話を切り出す口火にはなったけれど、どうも夫も猫さんもあまり乗り気ではない様子だし、どうしようかなぁ。。。。



*村上春樹氏の講演については、長く拝読させていただいている、敬愛するゆっこさんのこちらの記事をどうぞ。
実はずいぶん前に、このような企画があることをゆっこさんの記事で教えていただいてて、夫婦そろって村上春樹さんファンの我が家、行ってみる?なんて言ったのも束の間、気がつけば終わっていたわけなのでした^^;
by tomily | 2008-10-15 02:13 | くらし