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自転車に乗って

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自転車に乗って 歩きだすような
そんな速さの幸せがいいな
自転車に乗って 走ろう

(「自転車に乗って」/モダンチョキチョキズより)

*****

moriちゃんの真似をしてみた。
わたしには、あれこれと引用できるほどの蓄えた言葉はないけれど、この歌は自転車には欠かせないから。
自転車と言えば、この歌と、QueenのBicycle Raceなんだ。


自転車にまつわるお話をいくつか。

今年のオリンピック、女子の自転車競技のひとつで金メダルをもらった選手は我が町に住む女性だった。
わたしの住む町は自転車が盛んなのである。
2年前くらいには、わたしも自転車で山にのぼったりしてた。
40℃の猛暑の中、ひたすら山を登る。
あのストイックな感じに取り憑かれていたのである。


中、高校と自転車通学だった。
中学までは3キロくらい、高校までは6キロくらい。
中学までの道のりは楽勝だったけど、高校まではなかなか骨折りな道だった。
なんたって、大きな橋をひとつ越えなきゃならなかったんだけど、この橋に吹き荒れる強風と言ったら。
登校時には嫌気がさして引き返そうかと思ったり、下校時なんかは橋の下の海を泳ぐ亀をぼーっと見ながら自転車こいだりした。
なんだかんだ言って、自転車通学は楽しかった。


まだ日本に住んでた頃、お料理の途中で材料の買い忘れに気づいて、慌てて自転車を走らせて近くのスーパーまで買い物にでかけた。
必要なものを買って慌てて家に帰ったんだけど、家についてしばらくして、自転車をスーパーに忘れてきたことに気づいて、取りに帰ったことがある。
その要領で、車を忘れて帰ったこともあった。
急いでる時には無意識のうちに走ってしまうらしい。


死ぬほど自転車をこいだ(ひとつはこいでもらった)思い出ふたつ。

わたしが4〜5歳の頃、夏の花火大会の日、わたしに花火を見せようと、兄がわたしを荷台にのせて道ばたの植え込みのレンガに乗り上げたりしながら、ものすごい勢いで自転車をこいでくれた。
荷台で兄の背中を見ながら、あったかくって幸せだった気持ち、忘れない。

父が息を引きとる寸前、家と病院との往復、雨が降っていたけれどそんなこと関係なく、無我夢中で自転車をかっとばした。
わたしが自転車こいでる間に父が息を引きとったりしたらわたしは負けだ、と思いながら、ももの肉がひきつるのさえもどうということなく、猛烈にペダルを踏むことを無我夢中に繰り返した。
きっともう、あんなに必死には自転車こがない。
オリンピックに出たって、あんなにはこがない。


*****

自転車は一番好きなのりもの。
歌を歌いながらこぐのがいい。
幸せが風と一緒に生まれてくる。
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by tomily | 2008-08-28 13:01 | くらし

まだまだ夏休み、それともずっと夏休み。

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夏休みの朝の色。

*****

普段撮りのフィルムがカメラに入ってる時には、朝から散歩なんかしたりして、気分に任せてあれこれ撮ってみる。
この花、なんとなく夏休みっぽいなぁと思って嬉しくなってしまった。
朝顔っぽい色なんだ。


夏の朝の空気は気持ちいい。
だるくてうっとぉしいような夏の空気も、朝一番には、ぴりりと引き締まって感じられる。
清らかな光は、花の発する色を通して、より一層輝いて見える。


わたしの住んでる場所では、今日から新学期が始まった。
年度始まりとあって、ことさらに子供たちの緊張と興奮が感じられる。
夏の朝の穏やかでのんびりな空気が、急に賑やかしくなってしまった。
のんびりしてる場合じゃないって急かされてるみたい。
でも、結局はのんびりしてるわたし。
流れに逆行するのは得意技。
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by tomily | 2008-08-26 11:59 | くらし

現実

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現実には、
鼻が麻痺するほどに臭く、
卒倒しそうなほどの虫に足元を囲まれ、
この写真を撮った。

現実、とはいつもそういうものだ。

*****

先週末、少し遠出して、隣のユタ州まで行ってきた。

そして現実には、これは海ではなくて湖で、砂のように見えて実は塩だったのかもしれない。
一歩足を出すごとに、黒い集団がザザザと音を立てて一緒に動いてくる。
ひぃぃーーーーーーーーっ。(もはや声にならない悲鳴)


現実にはどうであろうと、何も語らなければ、嘘をつき通せることもある。
その気になることもできる。
だから、これは、切なくなるほどに美しく、ロマンチックな夕景だったことにしてしまおう。

その要領で、先に進むことにしよう、とりあえず。



*お詫び*
いただいたコメントへのお返事がとっても遅れています。
しばらくの間、語れる時間と言葉をなくしていました。
ちょっと元気になりましたので、そろそろとお返事にとりかかりたいと思います。
いつも待ってくださる皆様、ほんとにごめんなさいね^^;

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by tomily | 2008-08-24 14:20 | たび

とんぼ

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止まる。
考える。
飛ぶ。


*****

2週間くらい前に撮った写真。
もうとんぼが飛んでいる。
ゆっくりとやってきた夏は、早々にも去ろうとしているようである。


根本的に何かが間違っているような不安と焦りに襲われているこのごろ。
自分の撮った写真が、出だしから間違っているような気がする。
カメラを触る資格さえも与えられていないような情けない気持ちになる。


止まって、考えて、飛ばなければならない。
何も終わってはいないし、まだ始まったばかりなんだ。


後何年生きるんだろうと、よく考えるようになった。
30そこそこの小娘が何を生意気な、と自分で思うけど。
それでも、明日事故で死ぬかもしれない。
一年後病気で死ぬかもしれない。
せめて、死ぬ前にこの写真が好きだと思えるようなものを、一枚くらいは撮っていたい。


おおよそ自己満足の世界で、飢えたり窮したりすることは、至極当然、健康な証拠なのだろう。
あと何十年かは生きながらえるよう努力して、祈って、それまでせめて、できることの可能性を探り続けよう。
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by tomily | 2008-08-21 03:51 | くらし

冷やし中華

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冷やし中華、あります。


*****


これはたぶん、今年食べた一番最初の冷やし中華の写真だったと思う。
6月の終わり頃かなぁ。
麺は韓国系のにゅるにゅるした細い麺だし、タレも適当に作ったもので、ハムは大豆が原料の偽ハムだし、なんだか雰囲気出ない食器の取り合わせだけど、それなりに美味しかった。

土曜日なんか、外でさんざん写真撮ったりして、太陽に当たりすぎてぐったりして家に戻って来る。
そんな時、簡単で美味しい冷やし中華の晩ご飯はとっても嬉しい。
家に帰ってくる車の中で、この甘酸っぱいたれの味を想像してつばをゴクリと飲んだりする。

子供の頃の夏休み、お昼ご飯は麺類なことが多かった。
讃岐出身のくせに、小さいころはうどんが嫌いだった。
小豆島の美味しいそうめんも、嫌いだった。
でも、冷やし中華は大好きだった。
お昼ご飯に母が冷やし中華を作ってくれることになると、それは夏休みの嬉しい出来事のひとつとして数えてもいいくらいに喜ばしいイベントだった。


冷やし中華の美味しさとは、懐かしさを多分にその要素に含み、ちょっとセンチメンタルな気分で感じる甘酸っぱい味は、心と体にじわじわと染み込んでくる。
夏のごちそうのひとつ。
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by tomily | 2008-08-19 12:54 | くらし

オリンピックとソファー

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くっつけた
おでこで感じる
安心感


*****

季語なしの一句。
写真の服装から季節を読んでね。

このごろはオリンピックに夢中で、ソファーにすわってノートパソコンを膝の上にのっけてテレビに向かってたりする。
主に、目はテレビを追いかけてるけど。

柔道が見たかった。
日本選手の活躍が目覚ましい柔道。
柔道の試合模様を放映してくれないアメリカ。
見せてくれよ。
何を隠そう、スポーツ観戦の中でも柔道はぴかいちに好きなのに。
残念である。

それはさておき、ソファーの優先権はいつもうちの猫さんにあるはずなのに。
このごろはオリンピック観戦によくこのソファーの上を使わせてもらってる。
邪魔だと思ってるんだろうなぁ。。。と申し訳なく思いつつも、ぴったりくっついていられることが、わたしとしては嬉しい。
温度とかすかな振動を通して感じる生命力は、とても柔らかくて優しいものである。




*お知らせ
mug 'n mug、
'futari'に新しいアルバムを、
'hitori'のページにmoriとtomilyのアルバムを更新しました。(8/18)

↓コメントいただき、とても嬉しく拝見させてもらってます^^
プチ旅行に出かけていたため、お返事が遅れていますが、のちほどゆっくりとさせてくださいませ。

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by tomily | 2008-08-18 13:42 | くらし

ごちそう

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いただきます。


*****


先日の、やっと赤く熟したうちの植木鉢菜園のチェリートマト。
たった1個なのに、むふーっと声に出して喜んでしまった。
かわいすぎる。


この光景。
わたしはいつか、こういうことをしてみたかった。
もう何年も前に見た映画。
恐ろしいけど、10年以上前かもしれない。
なんだっけ、タイトルもよく思い出せないけどミュージシャンの山崎まさよしさんが主演してたキャベツとか月とかがタイトルな映画。
その中のワンシーンで、まさよしさんと、ショートカットのかわいい女の子が、ふたりでキャベツをこんな風に食べてるの。
ずっと忘れられなかった光景。
そして、いつかこんなことをしようと思い続けていた。


もちろん、映画の中でまさよしさんはキャベツを育てていた。
わたしはトマトを育てた。
だからこれが、ごちそう風食べ方なんだ。


あ、でもね、実はね、まだ食べてないの。
だってだってだって、かわいくってフォーク刺せないもん。
まだ冷蔵庫の中にかくしてある。
多分、明日金曜日、一週間が無事に過ぎ行くことのお祝いに食べよう。
そしてその前に、父さんにお供えしなきゃだ。
今日は忘れずにキリンビールを買ってこよう。
ビールとチェリートマト1個のお供えって、ちょっとすごいな。
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by tomily | 2008-08-15 00:28 | くらし

熟すということ

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最後はどんな色?

*****

先日、川沿いをお散歩してる時に、かわいい小さな実をたくさん見つけた。
小さな緑のつぶつぶ、熟した赤いつぶつぶ。
かわいくて笑みがこぼれた。


この何週間か、ずっとややこしい事件や出来事が次々と訪れ、思わず深く息をついてしまうことが何度もあった。
連鎖反応として起こる二次的状況もあったり、そしたらまたまた嫌悪感が増したり、このままどこまで転がっていってしまうのだろう。。。と不安になったりした。


なんとなく落ち着いてきたように思える最近。
苦しい時はずっと平穏に憧れていたのに、いざ平和になってしまうと物足りないような気がしてしまう。


さて、この赤い実は、最後には黒くなって、ブラックベリーと呼ばれるようになる。
赤くなった時、ここまでかなぁ。。。と思ったら、更に黒くなるんだもん。
どこが最後か、それは最後の最後までわからない。
そういうものかもしれない。
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by tomily | 2008-08-14 11:45 | くらし

徒然と

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真夜中のコーヒーとクッキー。


*****

苦かったり甘かったりして、少し目が覚める。
話をするのにちょうどいいくらいに、気持ちが冴える。

おなかが空いていなくても、食べることがある。
のどが乾いていないのに、飲むこともある。
ただ匂いが懐かしかったり、手に持つ感触があたたかったりして。

そうして心地よい夜のお喋りがあって、救われる一日がある。


トータルでいいことにする。
ひとつひとつはぱっとしなかったり、しっちゃかめっちゃかだったり、踏んだり蹴ったりだったとしても、トータルで「プラマイゼロ」になればいいことにする。


*****

昨日と今日はとっても涼しくて、ちょっと寒いくらいで、そしてなんだか寂しい。
夏はどこかに行ってしまったみたい。
季節が変わる。
月日が流れる。
あぁ、確実に時が刻まれてるんだ。
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by tomily | 2008-08-12 13:51 | くらし

きょうのできごと

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大事なカメラが壊れたかと思った。
ただただもう、おろおろとしてしまって、しばらくののち、無言のままほろほろほろと涙が流れてきた。
ただただ、ほろほろと。

世の中が一瞬にして漆黒色に塗りつぶされたようだった。


またしばらくして、なんだか大丈夫そうな気配が訪れてきて、そうしたらまた、ただただ無言のままにほろほろほろほろと涙を流した。


わたしにとって、このカメラはそのくらいに大事なものなんだった。


漆黒の世界の中で、わたしは壊れたカメラといっしょにどこかに逃げようかと思ったくらいに。



どうやら、どうにか、大丈夫なようで、ただ、ちょっとした事故で設定がおかしくなってしまってただけのようで、それでもあまりに深いショック状態からはなかなか立ち直れず。

いまだ、言葉出てこず、無言のままである。

神経衰弱な一日の終わり。
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by tomily | 2008-08-11 13:23 | きろく