真夜中のさんぽ
少し歩いてみないか
何も考えず、ただ歩いてみないか
暗くて何も見えなくても、歩きつづけることがだいじなんだ
きっとうまくゆくから
きっと出口がみつかるから
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2月に寒いところへ旅行に行った時のものです。
その土地を離れる日の前夜、なんだかぼんやりと、辛いような気持ちで歩いていたのでした。
凍えそうに寒いなか、重い重いカメラを首からぶら下げ、かじかむ指で必死にシャッターを押さえました。
何か切羽詰まった気持ちでした。
一足ずつ、歩みは小さくとも、ゆっくりでも、進むことが大事なのだと思いました。
凍えそうな中で立ち止まれない、灯りのある方向へ歩いてゆくしかない、生きるとはそういうことなのだと。
あの日、あの夜のわたし。
きっとどこかで誰かが同じ思いで、今日の夜を迎えているかもしれない。
だいじょうぶだよ、ってゆうことばが届きますように。
by tomily
| 2008-04-11 12:00
| くらし